デビルクエスト / Season of the Witch
コスプレ大好きニコラス・ケイジが中世の十字軍騎士に扮した映画『デビルクエスト』。
『ヘルボーイ』のロン・パールマンと共に、ニコラス・ケイジが中世の世界で大暴れしています。
私は基本的にネタバレはしない主義なのですが、この映画は…。
私のせいではなく、既にネタバレしちゃっています。
まあ、わかりやすいし、いいのかな。。。
<STORY>
14世紀のヨーロッパ。十字軍の騎士、ベイメンとフェルソンは、罪のない女子どもを手にかけることを強いられ、十字軍から離脱する。ペストが蔓延した街で脱走兵として捕らえられた二人は、ペストで死に瀕した枢機卿から「ペストを広めた魔女を山奥の修道院に運び、魔女裁判にかけよ」との命を受ける。彼らは魔女を連れ、神父や騎士、道案内の詐欺師たちと共に修道院のあるセヴラックを目指す。しかし、その道中には様々な苦難が待ち受けていた…。
<Cheeseの解説>
この映画の邦題は『Season of the Witch』。
訳すと“魔女の季節”というとですね。
この原題からもわかるように、物語は魔女をめぐって展開して行きます。
ある村で、“魔女の嫌疑をかけられ捕われている女性”をセヴラックの修道院まで移送せよとの命を受けた十字軍の騎士、ベイメン(ニコラス・ケイジ)とフェルソン(ロン・パールマン)たち一行が、様々な障害に襲われながら、そのミッションを遂行する姿を描いています。
この旅の仲間となるのは、神父のデベルザック(スティーヴン・キャンベル・ムーア)、騎士のエッカート(ウルリク・トムセン)、道案内の詐欺師・ハガマー(スティーヴン・グレアム)、騎士になりたいと願う少年・カイ(ロバート・シーハン)。
彼らがそれぞれにいい味を出しているのですが、個人的に一番好きだったのは、ロン・パールマン演じるフェルソンでしょうか。
190センチを超える巨体で特徴的なお顔の彼が、獅子奮迅の大活躍。
必殺技のヘッドバッドで敵を倒しまくる様子は、なんとも素敵です。
ニコラス・ケイジとも、なかなかいいコンビぶりを発揮。
彼といると、ウェーブヘアのニコラスがなんだかすごくかっこよく見えるあたりもいいですね。
中世を舞台にした本作、美術や衣装もかなり凝ったもの。
“ペスト”が重要なモチーフになっているのですが、物語にはペストに罹患した患者が多く登場します。
この顔や体には大きな黒い腫瘍ができており、まさしく“黒死病”という和名がぴったりの姿。
このペストに罹患した枢機卿が登場するのですが、エンドロールを見て驚きました。
なんと「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの悪い魔法使い・サルマン、「スター・ウォーズ」シリーズのシスの暗黒卿などで知られる名優クリストファー・リーが演じていたのでした。
あまりにもすごいメイクでわからなかった。。。
『デビルクエスト』(95分/アメリカ/2011年)
原題:Season of the Witch
公開:2011年7月30日
配給:角川映画
劇場:角川シネマ有楽町ほか全国にて
監督:ドミニク・セナ
出演:ニコラス・ケイジ/ロン・パールマン/スティーヴン・キャンベル・ムーア/クレア・フォイ/クリストファー・リー/スティーヴン・グレアム/ロバート・シーハン/ウルリク・トムセン
公式HP:http://devilquest.jp/
Season of the Witch (Music from the Motion Picture ) – Atli Örvarsson
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