【映画レビュー】ランデブー!
AAAの宇野実彩子が映画初主演を務めた映画『ランデブー!』。
AAAが“男女の混合グループである”ということぐらいしか知らなかった私ですが、なかなか楽しめました。
宇野実彩子ちゃんが困ったような顔で目をくりくりさせながら事件に巻き込まれていく姿が、なんとも可愛らしい。
アイドル映画において「演技がとびぬけて下手な人がひとりもいない」というのは、かなり大事なんだなあと、今更ながら実感しました。。。
STORY
女優を目指し、オーディションを受け続けている谷山めぐるは、ある日携帯電話を拾う。持ち主と待ち合わせし、電話を返そうとするのだが、すれ違ってしまい、そのままバイト先の遊園地へ向かった。するとそこに、怪しげな三人組の刑事がやって来た。電話の持ち主の「逃げろ」という言葉を信じ、遊園地から逃げ出すめぐる。その携帯電話には、殺人の模様を映した動画が保存されていたため、めぐるは殺人犯たちに追われる羽目になる…。
解説
宇野実彩子ちゃんが、お人よし過ぎて事件に巻き込まれてしまう女優のたまごを演じた、巻き込まれ型コメディ。
八の字眉のこまり顔で、彼女があちこち走り回ります。
携帯電話を拾ったことによって出会った男女が、会えそうで会えないすれ違いの中で、お互いの声を頼りに事件を解決にしていくのです。
携帯電話を使ったちょっとした犯罪が行われていたり、携帯カメラで撮った動画が事件のきっかけになっていたり、携帯電話がすべての発端になっています。
かなり現代的な内容ですが、宇野実彩子のポヤーっとした雰囲気もあってか、ちょっと牧歌的な匂いもします。
監督の尾崎将也は、この作品が映画監督デビュー作らしいですが、もともと「結婚できない男」や「アットホーム・ダッド」、「特命係長 只野仁」の脚本家だということで、エンターテインメントを意識した、かなりテンポのよい演出。
よく考えるといろいろありえない設定ではあるのですが、テンポがよいので何も考えずに観ていられます。
宇野実彩子ちゃんファンや、八の字眉フェチの方には、文句なく楽しめる作品だと思います。
そういえば、田山涼成さんが出演されているのですが、プレスを読むまでまったくわからなかった。。。
そして、監督の奥さんの小説家・佐伯紅緒さんも、1シーン出演されているそうです。
作品情報
『ランデブー!』(103分/日本/2010年)
公開:2010年5月15日
配給:ジョリー・ロジャー
劇場:お台場シネマメディアージュほか全国にて順次公開
監督・脚本:尾崎将也
出演:宇野実彩子/川野直輝/江波戸ミロ/鶴見辰吾/田山涼成
公式HP:http://www.ランデブー.com/
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