【映画レビュー】ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 / Johnny English Reborn
Mr.ビーンシリーズで知られる英国コメディアン、ローワン・アトキンソンが英国諜報機関のエージェントを演じる「ジョニー・イングリッシュ」シリーズの第二弾となる映画『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』。
“気休めの報酬”というタイトルからもわかるように(とは言え、この邦題は日本のみのものですが)、「007」シリーズなどのパロディでいっぱいの本作。
深く考えずに、ローワン・アトキンソンが体いっぱいに繰り出すオトボケの数々を大笑いしながら楽しみたい一作です。
STORY
英国諜報機関MI7のエースだったジョニー・イングリッシュは、あるミッションに失敗したためチベットの僧院に引きこもり、8年間の修行の日々を送っていた。しかし、英中首脳会談での中国首相暗殺を阻止するために、新しい上司のペガサスに呼び戻される。久しぶりのMI7で旧知のエージェント1号に再会し、グッズ部のパッチの作るスパイグッズを入手したイングリッシュ。新人スパイのタッカーと共に、情報提供者に接触するため香港へ飛ぶ。
解説
いわゆる“おバカ映画”、“パロディ映画”と思われるこの作品。
しかし、ただのおバカ映画ではなく、けっこう本格的です。
俳優さんも「Xファイル」シリーズのスカリー捜査官で知られるジリアン・アンダーソンや、本家「007」シリーズの『007 ダイ・アナザー・デイ』でボンドガールを務めた経験を持つロザムンド・パイクも出演していて、本家とひけをとらない豪華さ。
もう一人のMI7スパイ、エージェント1号を演じたドミニク・ウェストも、『007 ゴールデン・アイ』に出演していたショーン・ビーンにどこか似ている気もしますし。。。
と、そんな豪華な俳優を取り揃え、真面目にふざけている本作。
『007 ゴールドフィンガー』や『女王陛下の007』、『ピンク・パンサー』といった作品のパロディや、スパイ映画につきもののスパイ・ガジェットなども満載で、かなり楽しませてくれます。
言葉に頼らず、表情や体の動きで笑わせるという、全世界共通、老若男女幅広いクラスタの人が楽しめるであろう本作。
ゆったりと、リラックスしながら楽しんで欲しい一作です。
別コラム
オトコに見せたいこの映画『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』
作品情報
『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』(101分/イギリス/2011年)
原題:Johnny English Reborn
公開:2012年1月21日
配給:東宝東和
劇場:有楽町スバル座ほか全国にて
監督:オリヴァー・パーカー
脚本:ハーミッシュ・マッコール
出演:ローワン・アトキンソン/ジリアン・アンダーソン/ドミニク・ウェスト/ロザムンド・パイク/ダニエル・カルーヤ/リチャード・シフ
公式HP:http://je-kiyasume.jp/
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